九州デンタルショー2 - 古賀歯科医院　休診予定などのお知らせ

昨日に引き続き、九州デンタルショーに出かけてきました。（副院長）
少し時間があったのでブームも見て回りましたが、やはりレセコンとCADが全盛ですね。個人的には3D-SCANNERですね。修復するために窩洞形成や支台歯形成した歯をスキャンするだけでなく、口腔内全体を記録するタイプのものに非常に興味を惹かれました。とても手が出せる代物ではありませんでしたが。

さて、本日受けてきたセミナーは以下の通りです。

「実践しよう！セルフケア処方」〜予防の成果を高めるケアプランのポイント〜

加藤正治先生（高輪歯科　院長）

「口腔乾燥患者が快適に使用できる義歯安定剤」

角保徳（国立長寿医療研究センター　歯科口腔先進医療開発センター　センター長）

「歯科医院における口腔写真の活かし方」〜アイスペシャルC IIIを用いて〜

谷山香織先生（谷山歯科医院　フリーランス歯科衛生士）

「違いのわかる歯科医とは？」

砂田勝久（日本歯科大学生命歯学部歯科麻酔学講座教授）

「行きたくなる歯科医院」づくりの必需品！〜痛くない・早い・データ化できる検査で歯周病が変わる！〜

秋広良昭先生

加藤先生のお話は興味深くネタ満載でもっと聞きたかったのですが、角先生の口腔乾燥症の話はどうしても聞きたかったので、途中で退席してしまい心残りです。
角先生の話ですが、当院でもここ半年くらいは特に目立ってドライマウスにより義歯の不具合を訴える患者さんが多く、やむを得ず保湿ジェルなどを義歯安定剤代わりに使ってもらうことがあるのですが、そのような状況に対して渡りに船のような非常に示唆に富んだ有益な話でした。しかもタイミングのいいことに、保湿作用と義歯安定作用を両方持つ（という事は、欠点も半分持ち合わせているという事ですが…）新製品を開発されて、まもなく発売という事で受講して良かったです。

ニシカピタッと快適ジェル 45g × 1本

出版社/メーカー: 日本歯科薬品株式会社
メディア: その他
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谷山先生の話は、アイスペシャルC IIIという口腔内撮影用のカメラの販促目的のセミナーでもあったわけですが、どのカメラで撮ろうと共通する利点や活用法がありますので、それを得るために受講しました。有益でしたよ。経済的に余裕があればアイスペシャルC IIIも購入したいのですけどね。
砂田先生の講話はタイトルだけで判断すると経営コンサルタントの話のようですが、麻酔学見地から、あるいは全身管理の観点から、全身の状態や病気を見ながらいかに治療をすべきかという基本的だけど、知らなかった話や、昔から歯科医師なら使っている歯科麻酔薬の知られざる事実なども聴かせていただき、受けて得をしたと感じるセミナーでした。
最後の秋広先生は『パタカラ』の発案者でもあり、ネタの豊富な、そして患者さんのことを優先に考える方であり、臨床に即した有用な話をたくさん聞かせていただきました。