巷で話題になっている、3Mix-MP法実習セミナーを受講してきました。（副院長）
話題になっているから受講してきたのではなく、1年程前から受講したいと考えていたのですが、その頃はセミナーそのものの機会も少なく、セミナーに申し込んでも定員いっぱいで受講できなかったり、用事があったりして受講するチャンスになかなか恵まれなかったのですが、この度、ようやく受講できた･･･ということです。
福岡でのセミナーも秋に開催されたのですが、都合がつかず、結局東京まで行ってきました。（良い治療なら、少しでも早く習得するのが良いに決まっていますし、後日、何らかの形で報告できるかもしれませんが、身内にもこの方法を使った治療をしたい者がいますので。）
その間に、マスメディアでこの治療法が盛んに取り上げられて、結構、有名になってしまいましたね。
受講する前から分かっていたことですが、マスコミが声高に謳うような夢の治療ではないことがはっきりと理解できました。
が、一方、患者さんの神経をなんとか抜かずに済んで、その成功率も3MIXの原法よりもかなり高いようですし、神経のない歯の根っこにできた病気さえも治したりできそうなので、歯科医師の立場からすると夢のような治療ではあります。
つまり、歯科医と患者さんとでは、元々歯科疾患に対する認識が大きく違う（例えば、小さな虫歯なので放っておいて、それでも気になるので一日くらいで治療が済むだろうと思って歯科医院を訪れるのが患者側なら、いや、意外とこの虫歯、深くて神経まで行ってますよ。神経取らなきゃダメですね･･･と、そういうことが日常茶飯事の歯科医師側とでは、大きく認識度が違いますよね(^^;残念ながら･･･）ことにより、こういうことが起こってくるわけですが、まぁ、患者さんたちはメディアでなにか新しい治療法なんかが紹介されると、ものすごく期待して、ついつい過剰な期待をしてしまうものです。
なんか話がそれてきましたので、元に戻りますが、とにかく従来の治療法と比べると明らかに、患者さんの負担が軽くなり、経過が良好である可能性が高いようで、そうであれば我々歯科医師のストレスも減るってもんで、双方にとって良い治療であることは間違いないようです。
ただ、すべての治療に言えることですが、確実に成功する治療などはありませんから、残念ながら、運悪く治療の効果がない方もおられることになります。
3Mix-MP法に限らず、新しい治療はもちろん、すべての治療においては、患者さん自身が選択する権利があるのですから、自己責任ってことで多少のリスクは自覚しておいてくださいね。（決して、治療の失敗や期待通りにならなかったことが、患者さんの責任だという意味ではありませんよ。失敗、不測の結果なども起こり得るということを、しっかり認識おいてください、という意味ですので。）
