毎年この時期に開催される朝倉・浮羽歯科医師会学術講演会ですが、今年は朝倉歯科医師会館にて朝倉歯科医師会の担当で行われました。
今年の講演は私の大学の先輩でもある御手洗聖史先生が「『ピッタリ根充』29年の追求から分かったこと ー Episodo III:デジタル時代への挑戦 ー」という演題でお話をされました。
御手洗先生と言えば、我々が学生の頃は予防歯科講座に籍を置かれていましたのでテーマである根管治療に「ん?」という印象を受けたのですが、大学を離れてからは根管治療に注力されてこられたみたいで、最終的に現在よく流布されている治療法とは若干趣を変えた手法に辿り着かれたみたいです。
私自身、主に3Mix-MP療法で根管治療を行うもので、通法の根管治療にはあまり興味がないというのが本音なのですが、御手洗先生の治療法は経験と理屈(エビデンス…と書きたいところですが、どうもこの表現は好きじゃなくって。)に基づいて確立されたもので、なかなか興味深いものでした。