古賀歯科医院 休診予定などのお知らせ

当院の休診や歯科医師の不在情報、歯科に関する意見や参加した勉強会の報告などについて書いています。ちなみに嫌いな言葉は『with コロナ』とか『コロナと共存』というスローガン。

県内でフッ化物洗口開始の報

ここをご覧のほとんどの方はご存じないと思いますが、私(副院長)、フッ化物応用には学生自体からかなり興味がありまして、それが長じて自分の校医先でも是非実施しないかと昨年の下半期は結構頑張ったつもりなのですが、結局、現時点では徒労に終わっていると言わざるを得ない状況です。
急にこんな話をしても、これまた皆さん、何の話か分からないと思いますが、経緯や事情を書くと長くなりますので、それは別の機会に譲るとしまして、、、。
『我が国では平成23年に「歯科口腔保健に関する法律」が施行されました。それに伴い、福岡県でも平成25年に県民の生涯にわたる歯科口腔の健康増進目的に「福岡県歯科口腔保健の推進に関する条例」が制定されました。福岡県はその基本的施策事業として福岡県内の公立小学校でのフッ化物洗口の実施を計画しました。』ということだけを前振りとして書いておきます。
フッ化物(フッ素)が虫歯予防に効果があるというのはもはや常識と化しています。ほとんどすべての歯磨き粉にはフッ化物が含まれていますし、歯科診療所でも歯にフッ化物塗布を行い、それを受けている方たちも多くいらっしゃいます。
ただ、フッ化物洗口というと、「?」という方もまだまだ多いと思います。要は、フッ素を含む水で毎日うがいをすると、更に虫歯予防効果がありますよ、ということです。(週に1回という方法もあります。)
それで、これを保育所や幼稚園〜中学校で実施することが望ましいとされています。
なので、私も朝倉市筑前町東峰村での実施を期待し、その先駆けとなるべく校医先に働きかけていたのですが、先述の通り…。

そんな中、まだ非公式発表なので具体名は出しませんが、福岡県内のある自治体の全小学校でのフッ化物洗口が来年度から始まることが決まったそうです。
いや、めでたいことです。この地域の子供たちは将来、地元の歯科医師をはじめ、行政や教育関係者に大いに感謝することでしょう。そして、この自治体も県内で初めてこのような事業を開始したという普遍的な歴史的事実が記録され、大いに名誉なことと認識されるでしょう。これをきっかけに、当地はもちろんのこと県内全域にフッ化物洗口の輪が広がってほしいものです。

なお、フッ化物の応用やフッ化物洗口事業に関しては、別途、何らかの形で皆さんにお伝えしたいと思います。