福岡県歯科医師会館5階中ホールで第4回西日本子ども歯科保健・健康会議が開催され、出席してきました。(副院長)
今年は虐待などがテーマで、興味深い内容でした。
・基調講演:子どもの口腔崩壊でみえる成育環境/香西克之(広島大学大学院医系科学研究科小児歯科学研究室)
・シンポジウム
・児童虐待における学校歯科医の役割/小武家優子(第一薬科大学薬学部地域医療薬学センター)
・スクールソーシャルワーカーの役割/蒲池恵(福岡市立有田小学校拠点校スクールソーシャルワーカー )
・『う蝕多発児』その対応・・・学校歯科医として/平瀬久義(福岡県学校歯科医会副会長)
今後、子供に対する学校歯科保健の目的や意義は、今まで通り健康を維持・増進することは当然として、“格差”、とりわけ健康格差を如何に是正するかが大きなテーマになることは間違いありません。(いや、とっくにそういう時代になっているはずでなくてはならないのですが、まだ世間的には大きなもんだとして捉えられていない側面も見受けられますから。)
健康格差を偉そうに語る議員が、その格差是正に最も役立つフッ化物洗口やフロリデーションに反対するという滑稽な場面を何度も目にして、皮肉だな…と思っています。(個人的にはフロリデーションには手放しで賛同できませんが、)