古賀歯科医院 休診予定などのお知らせ

当院の休診や歯科医師の不在情報、歯科に関する意見や参加した勉強会の報告などについて書いています。ちなみに嫌いな言葉は『with コロナ』とか『コロナと共存』というスローガン。

西日本子ども歯科保健・健康会議

福岡県歯科医師会館で「西日本子ども歯科保健・健康会議」の設立大会が行われたので、出席してきました。(副院長

この組織が設立された経緯・趣旨は以下の通りです。

現在、文部科学省では、多くの指導資料が発刊されています。また、福岡県においては、いくつかの協議会や研究会、研究大会が開催され、学校歯科保健の最新情報や先進校の実践等の情報を得ることができます。しかし、そのような資料を目にしたり、研修に参加する機会は学校歯科保健に関わる一部の教職員や養護教諭にあるのが現状です。一方、学校関係者、医療専門職、保護者が一体となって地域のネットワークを形成しながら問題解決していくことが求められています。そこで、さまざまな日常的な課題を共有し、連携を図っていくしくみが必要と考え、ここに西日本子ども歯科保健・健康会議を立ち上げる次第です。
(資料の趣旨文を改編)

ぜひ、多くの関係者に参加していただきたいものです。

さて、総合司会・松埼美枝氏(福岡県教育庁教育振興部体育スポーツ健康課 指導主事)の進行で、準備委員会会長の杉原瑛治先生(福岡県学校歯科医会会長)と来賓の丸山進一郎先生(日本学校歯科医会会長)から挨拶があり、下記の講演などがありました。

◆パネルディスカッション『それぞれの立場から食を考える』(座長:安西敏弘 九州歯科大学教授)
パネリスト

◆第20回記念日本学校歯科保健・教育研究会報告

  • 丸山進一郎(品川区立八潮学園小・中学校 学校歯科医)

どの講演も示唆に富み素晴らしいものでした。
パネルディスカッションは時間不足の感もありましたが、その分、濃縮されたような子供の食(食育)に関する含蓄に富んだ講演でしたし、丸山先生の報告も公衆衛生、とりわけ学校が絡むことの困難さやその引き換えに得られる大きなメリットが理解できました。

今後も、このクオリティを保ちつつ、否、これ以上のクオリティを求めてこの会議が発展していくことを望みます。それには、異職種・多職種の参加が不可欠だと思いますし、保健に関わらない一般の保護者目線での意見なども必要なのだろうと思います。