福岡県歯科医師会館で『平成27年度 口腔機能回復支援講習会』が行われましたので、出席してきました。（副院長）
講演は以下の通り。
- 地域で“食べる”を支えるということ
（日本歯科大学大学院生命歯学研究科教授、口腔リハビリテーション多摩クリニック院長 菊谷武）
- 摂食・嚥下診断とスクリーニング／スクリーニングの実際（VEデモとマネキン実習）
（原土井病院歯科／栄養支援部部長 岩佐康行）
- 耳鼻咽喉科における嚥下障害の診断と治療
（福岡山王病院耳鼻咽喉科・音声嚥下センター部長 梅崎俊郎）
VEはもはや嚥下障害を診断する上で必須のものとなっていますが、朝倉市内では行っているところがないのではないですかね…。その実習があり、実際にやらせてもらいました。何事も経験です(^^;
それぞれ２時間ずつとボリュームのある内容でした。
私も実際に訪問歯科診療をはじめ通常の診療でも認知症の患者さんと接する機会が多く、今後は益々そのような方が増えるのは分かり切っているので、ここらであらためて勉強し直しておこうかと思い参加してきたのですが、、、分かっているようで、分かってなかったことが多々ありまして、もちろん初めて見聞きすることも多くあり、大変有用な講習会でした。
牧先生は長年、認知症患者と接してきた医師としての立場から、枝広先生は臨床家だった経験を踏まえて学術的な内容を非常に分かりやすく講演してくださいました。
わざわざ県の南端から、北九州まで行った甲斐があったというものです。
