小倉歯科医師会館で『第２回 認知症等対応力向上講習会』が行われましたので、出席してきました。（副院長）
講演は以下の通り。
- 認知症の診断と治療
（牧病院 福岡認知症医療センター 理事長・院長 牧聡）
- 認知症の方の食支援と口腔ケア 〜認知機能と摂食嚥下障害の読み解き〜
（東京都健康長寿医療センター研究所 自立促進と介護予防研究チーム 枝広あや子）
それぞれ２時間ずつとボリュームのある内容でした。
私も実際に訪問歯科診療をはじめ通常の診療でも認知症の患者さんと接する機会が多く、今後は益々そのような方が増えるのは分かり切っているので、ここらであらためて勉強し直しておこうかと思い参加してきたのですが、、、分かっているようで、分かってなかったことが多々ありまして、もちろん初めて見聞きすることも多くあり、大変有用な講習会でした。
牧先生は長年、認知症患者と接してきた医師としての立場から、枝広先生は臨床家だった経験を踏まえて学術的な内容を非常に分かりやすく講演してくださいました。
わざわざ県の南端から、北九州まで行った甲斐があったというものです。
んー、それにしても、分かっていたつもりでしたが、嚥下障害や摂食障害でも、認知症患者の場合と脳血管疾患の後遺症患者とでは対応がこうも違うのかと、つい一緒くたにしてしまいがちですが、これは今後注意しておかないといかんですね。
