古賀歯科医院 休診予定などのお知らせ

当院の休診や歯科医師の不在情報、歯科に関する意見や参加した勉強会の報告などについて書いています。ちなみに嫌いな言葉は『with コロナ』とか『コロナと共存』というスローガン。

トイレのハンドドライヤー利用再開へ 経団連が指針改定

本日午後10:00前に配信された、ネット版の産経新聞からの記事から引用

 経団連が一部改定する新型コロナウイルス感染防止指針に、トイレなどに設置している洗った手を乾かす「ハンドドライヤー」の使用再開を盛り込むことが12日、分かった。ドライヤーを利用してもウイルスを飛散させないとの科学的根拠を確認したという。対象はオフィスや工場などだが、商業施設なども経団連の指針に準拠した感染対策をとっており、再開の動きが広まりそうだ。 

 感染拡大の初期段階から、施設の責任者らが自主的にハンドドライヤーの使用を停止した。政府からの「新しい生活様式」の実践例策定を求められ、経団連は、感染防止の指針を昨年5月に策定。医療関係者からの意見を受け、ドライヤー使用停止も盛り込んだ。  しかし、各国の対策をみても、ハンドドライヤーの使用停止はない。むしろ世界保健機関(WHO)は、手洗い後の使用を推奨している。ハンドドライヤーの使用がコロナの感染を拡大させる科学的根拠が乏しいとの指摘があった。  経団連が外部の研究機関「衛生微生物研究センター(東京)」に依頼した評価試験でも、ドライヤーの手を入れて乾かす部分から、菌が飛散して周囲で浮遊する菌数が増加することはないことも確認した。   専門家からも、「管理された施設のトイレでの感染は極めて限定的で、使用再開方針を理解する」との賛同を得た。ハンドドライヤーの利用を停止することで、手をきちんと乾かさなかったり、洗わないケースが増えると、感染リスクを高めるとの指摘もあった。  このため経団連は、ハンドドライヤーの定期的な清掃や消毒を前提に、使用を再開するよう指針を改定する。オフィスや工場などが対象だが、商業施設や外食産業などの業界団体では経団連指針に準拠した対応をとっている。使用環境を考慮したうえでの対応となるが、多くの施設で再開される可能性が高い。

 以上。

そうでしょうね。

何となくとか、感覚(いや、むしろ感情と言った方が正確なのでしょうが)だけで対策をすると無意味なことだけでなく、逆効果になることもやってしまいます。感染症パンデミックという自然災害に対しては、自然科学をもって合理的に考えれば、大抵は自ずと結論が出てきます。

当院は、患者さん達の不安を取り除くためにトイレのハンドドライヤーの使用を一時使用禁止にしていましたが、馬鹿らしくなって夏には使用再開しました。

また、後日、別途ここに載せようと思っていますが、診療室には殺菌灯付のハンドドライヤーも設置しています。これなんか、最初から効果があると判断しているので、私たちは使用し続けています。少なくとも20年以上前から設置していますが、丁度、昨年のコロナ禍前夜に新型に買い換えたばかりです。