古賀歯科医院 休診予定などのお知らせ

当院の休診や歯科医師の不在情報、歯科に関する意見や参加した勉強会の報告などについて書いています。ちなみに嫌いな言葉は『with コロナ』とか『コロナと共存』というスローガン。

CORONA SHOCK -ii-

次は地震などが起きた時のことを書くというようなことを言っといて、2ヶ月以上も経ってしまいました。ぼやぼやしている間に震災ではありませんが、広範囲な水害(令和2年7月豪)が起きてしまいました。

当地、朝倉の人々にとっては3年前の平成29年7月九州北部豪雨災害の記憶が甦り、身も心も縮こまる様な思いでしたが、今回は大きな被害があまりないようで何よりでした。もちろん、今回被災された多くの方々やコロナショックで経済的に困窮していてこの豪雨で追い打ちをかけられた方々には、「お見舞い申し上げます」などという言葉など虚しいだけということは、重々承知しています。

さて、今年も国内で水害が発生するのはもはや分かり切っていたことですし、地震だっていつ起こるか分からないものですが、コロナショックは一旦収束して、早くても9月の終わり位、遅ければ11月頃、多分10月半ば頃にぼちぼち感染者がまた増えてくるのかなと考えていましたが、大甘でしたね。

8割おじさんこと、西浦博教授(当時・北海道大学教授)が先月、(どういう対策をとるにしても)8月くらいからPCR検査の陽性患者が増え始める予想データを出されていたのをテレビで見て、「いくらなんでもそんなに早くは…」と考えていましたが、現実はもっと早くに増加し始めていることは皆さんご存知の通りです。

視聴者はあまりにも慣れすぎているのかもしれませんし、単に好き嫌いもあるのかもしれませんが、マスコミやSNSなどのメディアの意見や印象操作に惑わされずに西浦教授や尾身茂先生、岡田晴恵教授(白鴎大学)の意見に耳を傾けるべきだと思います。彼らは大体、学者として間違ったことを言っていません。

 

超ローカルで、朝倉地区(朝倉市筑前町東峰村)在住の人にしか意味のない話ですが、いわゆる第一波では朝倉地区では感染者が一人も出ませんでした。

緊急事態宣言中、私を含む医療関係者の一部は、「感染者がいないはずがない。」と言っていたものですが、結果的には誰一人として感染患者が出てきませんでした。しかし、私自身は今でもそんなはずはないと考えています。症状の出なかった不顕性感染者はいたと思いますし、今現在、そのような人がいても不思議ではありません。ただし、高齢者の多い地区にもかかわらず重症患者が出なかったのは事実で、確かに症状が軽かろうとなかろうと感染者自体がかなり少なかったのは間違いないようです。多分、市民のほとんどが用心して行動してたからだと思われます。

ひるがえって現在の状況はどうかと言うと、まず皆さんの行動が元に戻りつつありますし、まだ元に戻したくない人も戻らざるを得ない状況にもなっています。一方、我が福岡県でも6月の北九州での感染拡大が落ち着いた後、再び増加傾向を示していますし、関東でも若者を中心として既に中高年者にも感染者が増え始めたようです。ウイルスはまだ今のところは大きな変異を起こしていないようですが、伝播の有り様が変化してきているようですから、第一波の時が感染者が出なかった(ということになっている)からと言って第二波でも大して感染者が出ないとは限りません。そもそも、国や県が緊急事態宣言を解除したからと言って、いくらコロナショックのせいで人間様が生活に困るからと言って、いくらストレスが溜まるからと言って、ウイルスにとってはそんなこと知ったことじゃないし、ただただ増殖することだけが目的なのですから油断は禁物なのです。

本来ならこの蒸し暑い時期は、新型コロナウイルスがおとなしくならざるを得ない状況で季節が変わってきてまた暴れ出す…くらいに考えていたのに、春とは違う広がり方で多くの若者たちが感染してしまうと、その分突然変異するリスクが高まることを忘れないようにしたいものです。

また、案外知らない人もいるので書いておきますが、新型コロナ感染症って後遺症が結構厄介ですからね。治ってしまえばそれっきりと思っている人も多いようなのですが、後遺症が残ることも数多く報告されており、メディアや医療側よりもむしろ患者だった人が自ら愚痴ったり発信されていることが多いみたいです。特に若い人は、いつ治るか分からない後遺症をこの先も抱え込まなくてはならないかもしれないので、今重症化しないから感染しても大丈夫とは絶対思わないようにしてもらいたいものです。

誤解の無いように断っておきますが、春のように家に引きこもるべきだとか、若者たちを非難する意図は全くありません。あまりにコロナ以前のように振る舞うと、想像以上に悲惨なことが起きる可能性もあるので、最低の予防策(手洗いやマスク着用、3密を避けるetc...)は自らおこないましょう、それが自分の為であり、家族や大事な人の為です・・・ということです。

 

思いつくままに勢いで書いてしまったので、読みづらくなったと思います。申し訳ないです。