『インプラントは歯科医療を滅ぼす』というタイトルで、飯塚哲夫先生（口腔研クリニック）による近代口腔科学研究会福岡特別例会講演会が催され、聴講してきました。
私自身、近代口腔科学研究会の会員ではあるものの、一度も通常の例会には参加した事もありませんし、当然ながら飯塚先生のお話も直接伺った事はありませんでしたので、こういう当地での講演を見逃す手はありません。
さて、今回の演題は、歯科医師も患者さんも興味を惹かれやすいものですが、言うまでも無く歯科医師向けの講演でした。まぁ、専門用語が分かれば、一般の方にも通じる話ではあったのですが。
演題のインプラントは歯科医療を滅ぼすというのは、皮肉でもなんでもなく、そのままストレートな意味でした。
飯塚先生は、具体的な事象を紹介しながら、インプラントを否定する理由をいくつか挙げられていました。当院でも、インプラントをやる予定も、やるつもりもないのですが、いくつかはその理由が重なっていました。
ただ、先生がおっしゃることは正に正論で否定のしようがないのですが、現実を鑑みてそれを否定することができないのもまた現状だと思います。
