古賀歯科医院 休診予定などのお知らせ

当院の休診や歯科医師の不在情報、歯科に関する意見や参加した勉強会の報告などについて書いています。ちなみに嫌いな言葉は『with コロナ』とか『コロナと共存』というスローガン。

承認を受けている抗原検査キット

本音を言うと大差はないと思いますが、科学的に厳密に言うと差があるのでしょうし、こういう判断で誰かが利益を得ているのでしょう。

何の話かというと、新型コロナウイルスの抗原検査キットの話です。

感染者や濃厚接触者らしき人達の存在は、もはや他人事ではなくなりましたので、抗原検査キットを使用する可能性や使用したくなる局面も多くなってきました。

当院でも抗原検査キットは備蓄しており、昨年までも時々使う機会もありましたが、これはいわゆる研究用というやつで、比較的安価に入手できるもので、現在でも入手可能です。

ただ、医療界では研究用は「あてにならない」という風潮があり、特に今年に入ってからはこの風潮が強くなり、みなし陽性患者などという検査もなしに感染者を生み出す仕組みは早々に決めてしまうのに、医療機関や保健所などに申告する場合でも医薬品医療機器等法に基づく承認のされたもの(体外診断用医薬品)で検査しなければ抗原検査キットとして認めてもらえません。1月に日本医師会の会長が、誰かが買占めをしているだの、キットが足りないと訴えていたのがこれです。

余談ですが、日本人の気質や転売ヤーが横行することは2年前のマスク不足の件であらためてよく知られたはずですし、ましてやまだしばらくは抗原検査キットが必要になることなどは医療者じゃなくても分かることです。もっと言うなら、過去の感染症を鑑みれば変異を繰り返したウイルスの感染性が高くなる可能性も大いに予測できたはずです。それなのに、新たな波(第6波)が立ち上がってきてから政府などを非難するのはお門違いなんじゃないですかね。まずは日本医師会が相当な検査キットを備蓄しておくか、政府に備蓄を要請しておくかしておくべきだったのでしょう。そんなこともせずに、その段になってから…じゃ、ちょっとね。

さて、愚痴ってばかりでも仕方ありませんので本題に戻ります。

承認された抗原検査キットですが、そもそもそうじゃない検査キットもドラッグストアやネットには溢れかえっており、どれが体外診断用医薬品だか分かったものじゃありません。載せてあるのかもしれませんが、残念ながらここ福岡県のサイトで調べてみても、目的の情報にはたどり着けませんでした。いろいろ調べて、ズバリ商品名が載っているページを見つけましたので、下にリンクを張っておきます。「どれが承認されてて、どれが未承認なんか分からーーーん!」という方、参考にしてください。

 

www.pref.kanagawa.jp

 

www.mhlw.go.jp