いや、参りました（汗
今まで患者さん達には、
「アメリカで歯科医師が患者さんにHIVウイルスを感染させたことを教訓に、ここ30年ほどは世界先進国の歯科医院では大きな感染症の院内感染はなかったはずだし、近年は本当に厚労省や保健所からの指示も厳しく、世間の目も厳しくなっているため、一般の歯科医院も感染防止・予防に相当力を入れているから、今回は甘く見ない方がいいことは間違いないけれど、私たち医療従事者側がちゃんと感染対策をしていれば新型コロナウイルス感染症もそう容易くは院内感染しないだろうし、そうならないように努めてもいます。」
…といった主旨のことを度々伝えて歯科受診を安心して受けてもらうようにしていたのですが、それでもやっぱり出てしまいました…。
正直、参ったな～…というのが本音です。
こういうことがあると、例えこの歯科医師の感染が院外に原因があったとしても、歯科医院での受診はコワいというイメージが付いてしまいますからね。多分、全国の歯科医師が同じ気持ちじゃないのですかね。
同時に、今まで以上に注意しなくてはと気を引き締める歯科医師がいるのと同時に、もう治療するのが怖いと慄いている歯科医師もいるのでしょうね。でも、決してヘタレだとは思いません。人間だもの。
こういう時こそ、まさに『正しく恐れる』です。新型コロナウイルス感染症にビビりつつも、患者さん達の為に褌（フンドシ）を締め直している多くの歯科医師が大勢いることを忘れないでくださいね。
