4/14〜4/15の二日間、アクロス福岡の会議室で催された『ダイレクトボンディング ベーシック ハンズオンセミナー』に参加してきました。（副院長）
講師はGLOBAL DENTAL SYSTEM主催者でもある松本勝利先生でした。
ダイレクトボンディングって言うと、一般の人には分かりにくいテクニックと言うか、治療法でしょうけど、分かりやすく言うとコンポジットレジン充填のことです。もっと分かりやすく言うなら、高品質のプラスチックを歯に直接詰めたり、盛り付けたりするテクニック・治療法のことです。
さて、レジン充填による審美修復にはそこそこの自信を持っていた私ですが、上には上がいると痛感させられたセミナーでした。コンポジットレジンで修復するのに、ここまで気を遣って、ここまで手間をかけて・・・と、ある意味カルチャーショックを受けましたし、逆にそこまで時間や手間をかければ、レジンでも十分に機能的にも審美的にも、患者さんのニーズに耐え得る修復ができることもよく分かりました。
・・・ということは、逆に言えば、保険の診療ではそこまではやれないということでもあります。つまり、今までは修復範囲が大きかったりして、それでも患者さんが“白い”修復にこだわったり、患者さんの要求度が高い場合は、歯を削って、歯型を採って、保険外の上等な材料で作った修復物（アンレーやインレー）を詰めたりしていましたが、今後はコンポジットレジンでの審美修復も、自費治療で扱っていこうと思います。
セミナー自体は、松本先生が知識を出し惜しみされないので、話がいろんな分野に及んで、しかもサービス精神が旺盛で、大変ためになりました。
6月には、アドバンスコ−スが開催されるので、早速、申し込みました。修復の色使いなどをもっと学べるだろうと期待しています。
