福岡県歯科医師会館で『平成２８年度フッ化物応用推進研修会』が開催されましたので、出席してきました。（副院長、宮原、有田）
テーマを「かかりつけ歯科医として知っておきたいフッ化物応用〜ライフステージに応じて〜」として、『フッ化物応用が支援する生涯の健康づくり』という演題で、荒川浩久先生（神奈川歯科大学口腔衛生学教授）を講師に行われました。
昨年や一昨年は、福岡県から歯科医師会が委託されている『福岡県学童期むし歯予防推進事業』に特化したような内容で、だからこそ私も出席してきたのですが、大事なことを見失いかけていたことに気づかされました。
そもそも、『福岡県学童期むし歯予防推進事業』は『福岡県歯科口腔保健の推進に関する条例』による施策のひとつに過ぎず、乳幼児期から高齢期まで、それぞれの時期に応じた適切かつ効果的な歯科口腔保健等を推進することが本来の目的なのでした。今回の研修会では、当然ながら幼児期〜中学生までのフッ化物応用（つまり、フッ化物洗口）の重要性は含むものの、それ以外の年代に対するフッ化物応用の効果などの重要性も説かれていました。
当院ではここ１年、フッ化物塗布（フッ素塗布）のみならず、フッ化物洗口（フッ素洗口）も患者さん達に強く勧めており、同伴したスタッフもあらためてそのモチベーションや知識を得たのではないかと思います。
