筑後デンタル社屋で、日本訪問歯科協会や（株）デジタルクリエイトから講師を招いての訪問歯科診療のセミナー（訪問診療を始める前に必ず知っておくべきこと、現場で編み出された実践テクニック 訪問歯科の基礎知識 速習セミナー）があったので、参加してきました。
訪問歯科診療を開始して13年が経ちますが、今回のセミナーはその演題からもわかるようにまだ訪問診療をしていない方向けのものでした。
当院のスタンスとしては、訪問歯科診療は要請があるので義務感とか使命感でやってきたようなものですが、近年はビジネスとしての側面がより強くなってきており、そういうスタンスを学ぶ必要もあるだろうし、ある程度のことは知っているつもりですが、細かい法的な問題や介護保険との絡みなどについては分からないままにしてきたようなところもあるので、そのようなことも改めて学習したいと思い参加したものです。
ただ、「速習セミナー」とあるように、あまりにも短時間で超駆け足での内容でしたので、詳しくは配布された冊子（これが分厚い！）を熟各自読しなくてはならないようです。まぁ、それだけ訪問歯科診療に関する事柄はあまりにも多く、ややこしく、奥が深いという事なのですが。
ただ、昨年亡くなった祖母が入所中も痛切に感じていたのです（けれど、人員等の大人の都合で行動に移せなかった…強く後悔しています。）が、ここ数年は治療に重点を置いてきた訪問歯科診療を、今更ながら要介護者の方たちの口腔ケアにももっと力を入れるべきだと考え、実践していくつもりです。
