古賀歯科医院 休診予定などのお知らせ

当院の休診や歯科医師の不在情報、歯科に関する意見や参加した勉強会の報告などについて書いています。ちなみに嫌いな言葉は『with コロナ』とか『コロナと共存』というスローガン。

『新型インフルエンザ対応について』


介護関係を含む朝倉市郡の医療関係者向けに、平成21年度第3回スタッフセミナー『新型インフルエンザ対応についてが杷木の楽邑館(らくゆうかん)で催されたので、スタッフ3名と行ってきました。(副院長
講師は、朝倉保健福祉環境事務局総務企画課企画指導係(相変わらず舌を噛みそうな長い呼称です。与党が変わっても、この物々しい長い名前が偉い!というような風潮は変わらないのでしょうね。)の技術主査である坂本龍彦医師です。
折りしも、新型インフルエンザ(A/H1N1)が流行している真最中ですので(正に真最中という表現はピッタリで、現時点では朝倉市郡は県下で流行の度合いが高い地域だそうです。学校閉鎖や学級閉鎖があちこちで起こっており、そんなことは、医療従事者や子を持つ立場からすれば、当たり前のように分かりきっていることではありますが。あくまでも、比率で見た場合ですので、感染者数が多いということではありません。)、最初からいつもよりは広い会場が取られており、参加者もそれに見合うだけの人達が集まっていました。

セミナーでは坂本先生のリアルタイムの、しかも現地での情報が拝聴でき、参加者も熱心に話しに聞き入っていました。なお、参加できなかった方のために、朝倉介護保険事業者協議会のウェブサイトで資料データがダウンロードできます。。
前回のセミナーでは、鳥インフルエンザノロウイルスへの対策・・・特に咳エチケットなどが詳しく述べられましたが、それが対象ウイルスは多少違ったものの今回のセミナーにリンクしており、今度のセミナーの内容はどういうものになるのだろうと少し不安も覚えました。

このセミナーで言われたことなども踏まえ、私見を言うと---

  • まだまだ新型インフルエンザの流行は序の口で、10月〜11月には流行のピークを迎えるだろう
  • 現時点での新型インフルエンザはそう毒性が強くなく、罹患・発症したからと言って、そう恐れるものではない(だからと言って、弱毒性ではない)
  • 基礎疾患などの有病者、妊婦など以外の健常者でも死に至る可能性はあり得る

  • 多分、来年や再来年も、このウイルスが猛威を振るうし、その度に変異を遂げているだろう(そのときには強毒性のものに変異しているかもしれない)
  • わが国の社会的状況から、最終的なこの疾病による被害者はそう少なくないのではないだろうか
  • 運悪く、間の悪いことに、同じ時期に人から人に感染するようになった鳥インフルエンザが出現するかもしれない

・・・後半3つは少し煽りすぎの感も否めませんが、それくらいの警戒心を持っていたほうがよろしいのではないでしょうか?という気持ちもあり、敢えて記載しました。賛同されるのも結構ですし、馬鹿にされても一向に構いません。
ただ、ひとつだけ言えるのは、マスコミや政府が一方的に押し付けるだけの情報を得ているだけではダメだということです。各人なり、各家庭なりで、ネットで検索するなり、書籍を購入なりして、受動ではなく能動的に情報を探し出さなくては。


 ほぼ同時刻に朝倉歯科医師会館にて、株式会社コスモデンタルによる『高周波治療器について』の講演があり、それには院長が出席してきました。