第5回LSTR療法学会学術大会*1に参加するため、遥々会場であるKFCアネックスホール（墨田区両国）まで行って参りました。（副院長）
急速に成長を遂げる学会らしく、小さな会場は超満員の参加者が出席していました。受付では参加者をさばき切れずに、結局、本格的に学会が始まったのは、予定の開始時刻よりも1時間ほど過ぎた頃でした。
今回のメインテーマは「LSTR療法の臨床トラブルの回避」ということでしたが、実際にはそのテーマに沿った発表は、ポスター発表の一部や教育講演、ワークショップくらいのもので、発表の多くは臨床に即した治療法やその経過・考察などで、参加者にとっては有意義でした。ただ、発表された先生方を始め、多くの参加者が、3Mix-MP法による治療に対する患者さん達の過度な期待や誤解が多々見られることを事あるごとに口にしていました。
さて、ほかの学会とは少々違って、ほとんどの発表はポスター発表によるものでした。講演は、大島勇人先生（新潟大学大学院医歯学総合研究科硬組織形態学分野教授）による特別講演「歯髄反応を生物学的に考える」と星野悦郎先生（新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔環境・感染防御学分野教授）による教育講演「術後の不快事項の原因を考える」だけでしたが、後者には宅重先生自ら補足説明などをされて、これまた有意義なものでした。
key word：象牙質歯髄複合体
